善の快設立趣意書

平成18年11月

約680万人いる団塊世代(1947~1949年生まれ)会社員の定年退職が2007年から本格化すると共に少子高齢化が急速に進みつつある我が国では、物質的な豊かさだけでなく、いままで以上に個々人のライフステージ毎の生きがいや心の在り方について一層関心が集まっていくものと思われます。

新聞、雑誌では、退職後の人生をいかに有意義に楽しく過ごせるか、といった特集も多く見られますが、いざ何かをやろうとしても、既にある程度出来上がっている地域社会への貢献や、日本の伝統回帰の中で見直されている伝統芸能については敷居が高く、躊躇し断念する人も多いのではないでしょうか?

また一方で核家族化の進行で地域のコミュニケーションが不足していることも指摘されています。これはお年寄りに限ったことではなく、テレビやゲームやパソコンといったバーチャルな世界に没頭し、誰とも会話を交わすことのない人が増えているのが実情です。

”生のふれ合い、生の感動”が少ない社会が拡がりつつあります。

そんな中、私たちは平成17年9月から明治座アカデミー1期卒業生を中心に都内のデイサービス施設において、施設ご利用の皆さんに生の感動を味わって頂こうとボランティア芸能公演の活動を開始しました。明治座アカデミーは、東京・浜町にある歴史ある劇場「明治座」が主宰する俳優養成所ですが、シニア世代にも門戸を開いたことが特徴です。

私たちのグループには、明治座アカデミーでの1年半に及ぶ現代劇、時代劇の演劇指導を受けてきたメンバーを中心に芸事を観ること・することが好きな人や、ボランティア公演に興味がある、世代的には40代から70代と幅広く、とにかく”人生を楽しむ”のが大好きなメンバーが集まっています。これまでの活動をより明瞭かつ公共的なものにすべく平成18年11月にNPO法人格を取得し、特定非営利活動法人芸能サポートネットワーク善の快を設立いたしました。

私たちは、会員による公演にとどまらず、芸能関係のワークショップによる”自己表現、自己実現の場”の提供や、日本の伝統芸能のレッスンによる敷居の高い文化へのきっかけづくり等を明朗なシステムで実現していきたいと考えています。

私たちは、「善の快」の活動を通じ、私たちの元気と感謝の気持ちを
”芸能”をキーワードとして善意(愛)をもって
社会に還元し、
いきいきとした感動ある快い社会作りに貢献してまいります。